ラセミ体(racemic body)

分子の立体構造が面対称でないとき(鏡像体)、光の旋光面を回転させる性質(旋光性)をもつ。これを化合物の光学活性という。光学活性体には光の旋光面を左に回転させるもの(左旋性)と右に回転させるもの(右旋性)があるが、化学的に合成すると両者の等量混合物になる。この場合旋光性は認められずこのような等量混合物をラセミ体をいう。

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