変性(denaturation)

天然に存在する物質が物理的、化学的な作用によって、本来の状態とは異なった状態になること。タンパク質核酸糖質、脂質などそれぞれの複合体からなる生体内の高分子化合物は、どれも特定の立体構造をとることによりその機能を発揮するが、変性によって立体構造が変化すると本来の機能が行えなかったり、違う機能を持つようになる。一度変性したものをもとに戻すことのできる可逆変性と、もとに戻せない不可逆変性がある。

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