イタリアのリタ・レビモンタルチーニによって、マウスの肉腫から発見されたアミノ酸120個からなるタンパク質で、末梢神経系における交換および知覚神経細胞の分化・成長・維持に必要な因子とされていた。
NGFは長い間、末梢神経系でしか作用せず、脳では働かないと考えられてきたが、1985年ドイツでNGFは大脳のコリン作動性神経細胞の分化・成熟および維持に必要な神経栄養因子であることが明らかにされ、老人性痴呆-アルツハイマー病などとの関係が注目されるようになった。
その後、87年日本で、脳内のNGFは神経細胞の隙間を埋めているアストログリア細胞で合成されていることを突き止め、さらに神経伝達物質の1種、カテコールアミンを利用して脳内のNGF合成量を増やしアルツハイマー病の症状を軽減させる可能性がでてきた。
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